


若手主体のまちづくり研究チームを設置しました。若手職員が政策立案へ主体的に関与できる組織風土を育み、自己実現と市政の両立を目指します。今年度は子育て支援と産休・育休の取得環境を重点課題とします。
全国の自治体が直面する共通課題は、組織文化と人材活用の改善です。若手の政策参画機会や提案の評価・採用の仕組みが未整備で、キャリア形成・定着の機会不足がモチベーションに影響します。周知不足や職務設計の課題で活用が進みにくいケースもあります。
こうした取り組みなどにより、若手の主体性と政策立案能力を高め、組織を明るく活気あるものへ育て、ワークライフバランスと住民サービスの向上を両立していきたいと考えております。

秩父市では、未来技術を活用したSociety5.0の実現とデータ活用を進めるスマートシティ事業に取り組んでいます。先端技術を市民生活にどう活かすかを考え、民間事業者と連携して先端産業やドローンの社会実装を目指しています。
この取り組みを身近に感じていただく機会として、8月23日(土)に「未来技術エキシビション」を開催します。学ぶゾーンでは実証事例を紹介し、体験ゾーンではトイドローンのタイムアタックやドローン物流ゲームを体験することができます。会場にはクイズラリーもあり、親子で未来技術を体感できます。
また、同日には第2回ロボコンin FIND秩父杯も歴史文化伝承館1階で開催されています。ぜひお越しください。
イベントを通じて、先端技術を日常生活でより実感していただきたいと思います!
先月から、職員とのコミュニケーションを深め、地域への関心を高めることを目的として、私自身の言葉で月初めに市長メッセージを放送しています。今月は、「課題意識とビジョン」について、私の思いを職員の皆さまにお伝えしました。

私たちは今、人口減少や少子高齢化、働き手不足、地域経済の持続可能性など、さまざまな課題に直面しています。特に秩父市のような中山間地域では、従来のやり方では持続させていくことが難しい時代に入っています。このような状況に向き合うためには、まず「課題意識」が必要です。自分たちのまちが直面している現実に対し、「これは何とかしなければならない」と思う気持ちが、行動のエネルギーとなります。私も、市民の皆さまの声や地域の変化に触れるたびに、「このままではいけない」という強い思いを抱きます。
しかし、課題意識だけでは長くは動き続けられません。危機感や焦りは一時的な行動を促しますが、それだけでは心が疲弊してしまうこともあります。だからこそ、私たちには「ビジョン」が必要です。理想の未来を描くことで、私たちが目指す方向が定まり、迷わず歩き続けることができます。また、変化は劇的な形で現れるわけではなく、多くは小さな変化の積み重ねです。私は、できたことを見逃さず、肯定的な視点を持ち続けたいと思っています。課題意識を持ち、ビジョンを描き、成果を認め合うことで、秩父市役所から秩父全体に好循環を広げていきたいと考えています。


これからも、秩父の今と未来に目を向けながら、一歩一歩着実に前へ進んでまいります。皆さまのお考えや思いをお聞かせいただけることを楽しみにしています。今月も一緒に頑張りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
※これまでの市長メッセージ